皆さんはヤマトシロアリの羽アリを見たことがあるでしょうか。
気持ち悪くて想像もしたくない……!と、仰る方はごめんなさい。
今回は羽アリの話をしようかと思います。
京都、滋賀など、我々の周りに生息しているシロアリはおおむね『ヤマトシロアリ』というシロアリになります。
日本の西側、九州や太平洋側に生息するイエシロアリと比べると、ヤマトシロアリはやや身体が小柄で怖がりな性格をしています。
ですので、基本的には我々の前に姿を現すことはほぼありません。
けれど、年に1回、4~6月の群飛の時期にだけ姿を見せます。
寒い冬を何とか過ごし、温かくなって動けるようになると、飛び立つための飛行場を高い場所に作るのです。
そこから風に乗ってひとっ飛び。
羽は鳥のように羽ばたいて飛ぶのではなく、パラグライダーのように風に乗って遠くに運ばれる、という飛び方です。
ですので、シロアリの羽アリが着地する場所のひとつとして、風の吹き溜まる場所が上げられます。
また、ヤマトシロアリの羽はクロアリとは違って取れやすくなっていますので、4~6月頃に黒い羽根だけを見かけたら要注意かもしれません。
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